KETT FD-660 赤外線水分計は、加熱と乾燥による重量減少を検出して水分を測定します。含水率測定の基礎となる公的標準測定法の一つである「乾燥減量試験」に非常に似ています。種類や形状を問わず、ほとんどのサンプル(0~80g)の含水率を測定できます。
FD-660は従来品に比べてコンパクトで、自動風袋引き機構を搭載し、スケールドリフトの影響を最小限に抑えます。さらに、特にダッシュボードのデザインが変更されました。
コンパクトな外観ながら、任意質量サンプリング方式や自動風袋引き機構など、上位機種と同等の機能を備えた実用性の高い赤外線水分計です。種類や性状を問わず、多くのサンプルの含水率を測定できます。
測定データを50件記憶し、測定中にゼロ点調整ができる「オートテア機構」を内蔵しています。
コントロールパネルのLEDが点灯し、ユーザーが実行できる操作を示したり、デバイスの状態をユーザーに知らせます。
熱源となるオーガニックカーボンヒーターには、環境を汚染するハロゲン化合物や金属が含まれていません。寿命は7,000時間※と、従来の赤外線ランプと比較して約4倍の長寿命です。また、水分が熱と反応する波長域(2.5~3μm)では、他の赤外線水分計に搭載されている一般的なハロゲンヒーターと比べて2倍以上の赤外線を放射します。これにより、効率よく乾燥させることができる。
※赤外線ヒーターの実稼働時間を示します。実際の寿命を保証するものではありません。
「自動停止モード」と「時間停止モード」の2つの測定モードを搭載しており、試料の乾燥特性に合わせた乾燥条件で測定が可能です。
高性能電子天びんを内蔵しており、標準分銅などを使用して校正が可能です。しかし、たとえ高性能の天びんであっても、測定中の部品レベルの温度変化によるドリフトは避けられません。そこで本機も従来品同様、測定中にゼロ点調整ができる「オートテア機構」を内蔵しています。これにより、長期間の測定でもバランスのずれの影響を最小限に抑え、信頼性の高い測定が可能になります。
測定データを50件保存し、一括出力できるデータメモリー機能を搭載しています。
5つの測定条件記憶番号を搭載。さまざまなサンプルの測定条件をこの番号に登録することで、測定準備がよりスムーズに行えます。
電源投入直後や測定器内の温度が一定でない場合、測定に誤差が生じる場合があります。これらの問題を解決するために、本機は予熱ができるPreHeatモードを搭載しています。
大きなサンプルトレイにより、より多くのサンプルを採取でき、サンプルの代表性が向上し、サンプルを薄く広げることができるため、乾燥効率が向上します。
プリンター(オプション)やパソコンとデータロガーソフト「FDL-02」(オプション)を接続することで、測定中の乾燥状態や最終測定値を印刷・表示することができます。
写真: 赤外線水分計 ケット FD-660 (0-80g/0.005g/0.01%) セミキの倉庫にて
メンテナンスと校正:
► 校正証明書も添付しております(オプション)
► 一定期間ご使用後は、弊社購入店にて再校正を行ってください。
配布元:
セミキ計装株式会社
電子メール: sales@semiki.com
オフィス電話: +84 28 2253 3522
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